Windows10へのアップグレード
7/29から”無料”配布の始まったWindows10。
Windows7SP1以降のOSを使っている方は、この最新OSへ無料でアップグレードできるのですが、その前にいくつか知っておきたい情報をまとめてみました。
1)アップグレードの前に
無料なのですぐにでもアップグレードしたいところですが、現在ご自身で使っているソフト(アプリ)がWindows10に対応しているものなのか否かは事前に調べておきましょう。
ワードやエクセルなどのOffice製品はそのまま使えますが、それ以外に独自にインストールしたソフトがある場合は、Windows10に移行したあとも使えるのか?使えるとしてもアップグレード後に追加処理(アップデートなど)が必要なのかを、各ソフトベンダーのホームページで確認しておきましょう。「Windows10への対応」といったページが用意されているはずです。
アップグレード後に、いざ目的のソフトを使おうとしたら動かない、いままで使っていた機能が見当たらないなどと慌てることのないように準備しておきましょう。また、重要なデータについてはバックアップをとっておくことをお勧めします。
2)アップグレードの利点(何がいいの?)
①アップグレードしておけば、マイクロソフトのサポート期間を心配する必要がなくなります。
XPのサポート終了でやむを得ず新PCを購入、もしくは7にアップデートしなければならなかった人も多いと思いますが、今回の10はサポート無期限です。つまり10はWindowsの最終版と言えます。
②新しいアプリを使えます。7や8では使えないアプリが今後増えていくので、それらのアプリを使うには10へのアップグレードが必須となります。
3)新機能
①操作性の向上(スタートボタンの復活)
②音声認識アシスタント「Cortana」
③新ブラウザ「Edge」
④生体認証「Windows Hello」
⑤メール・カレンダー・写真・地図アプリの機能向上
主な新機能は以上になりますが、詳細を知りたい方は下のページをご覧ください。
【詳細】https://gigazine.net/news/20150730-windows-10-nine-updates/
4)システム要件(アップグレードに必要なPCの条件)
①現在使用中のOS:Windows7 SP1、Windows8.1(8を使っている場合は8.1にアップデートが必要)
②CPU:クロック1ギガヘルツ以上
③メモリ:2Gバイト以上
④ハードディスク空き容量:20GB以上
⑤ディスプレイ解像度:800x600以上
【詳細】https://www.microsoft.com/…/windo…/windows-10-specifications
5)アップグレード方法
実際にアップグレードをすることに決めてもすぐに実行できるわけではありません。以下の手順を踏む必要があります。
①予約する・・・現在のOSが最新のものであればタスクバー(画面右下)にWindowsのアイコン(四角4つ)が表示されているので、これをクリックすると別ウィンドウが表示され、「無償アップグレード予約する」をクリックします。
②アップグレード・・・①のアイコンをクリックして表示されるウィンドウに「Windows10への無償アップグレードが可能になりました」と表示されたらアップグレードの準備が整ったということなので画面表示にしたがって作業を進めます。
【詳細】https://dekiru.net/article/12771/
↑「Windows10にアップグレーする流れ」という動画を参考にしてください。
以上、魅力的な点の多いOSであることは確かですが、だからと言って慌ててアップグレードする必要もありません。配布が始まってしばらくは、重大なバグ(プログラム上の不具合)やセキュリティ上の脆弱性(欠陥)が発見されるのが常です。
来年7月までは無料でアップデート可能ですので、現在のOSに特に不満がなければ3ヶ月ぐらいは様子をみてからでも遅くはありません。慎重に対応することをお勧めします。